マニュアル 原稿作成について2

ご利用不可のアナログ原稿用紙

以下のアナログ原稿用紙は、弊社では受け付けできません。
ご注意ください。

  • イラストボードなどの厚い紙
  • コピー用紙・半紙・トレーシングペーパーなどの極端に薄い紙
  • 同人誌用(B5)・投稿用以外のサイズの原稿用紙
  • 塗足しの無い原稿用紙
  • プリンターなどで作られた原稿用紙(本文)
  • 市販原稿用紙以外のもの(本文)
  • 光沢紙に印刷されたもの
  • 写真素材

他社で印刷されたもので、原稿用紙が切られてしまっているものは、どのような状態になっているか一度ご相談ください。

ご利用不可のアナログ用画材

以下のような画材は、印刷で再現できません。
アナログ原稿には、漫画専用の画材以外は使わないで下さい。

■カラー原稿の場合

  • メタルカラー
  • 蛍光カラー
  • ラメ素材(鏡なども含む)
  • 極端に淡いインク
  • 極端に厚い切り貼り
  • セル画(上手く再現できません)

 

印刷に適さない画材での印刷例
フルカラー印刷に適さない画材を使われた場合、どのような仕上がりになるのかイメージ画像で説明します。
 
蛍光色の場合
 
■蛍光色の場合■
1) 蛍光ピンクで着色された原稿です。鮮やかに発色しています。
2) 通常の4色で印刷すると、鮮やかさは失われ暗くくすんだ色になります。
3) マゼンタに蛍光ピンクを混ぜた場合、4色で印刷した場合のくすんだ色に蛍光色が混ざるので鮮やかには発色しません。
4) マゼンタを蛍光ピンクに差替えた場合も実際の色よりもくすんだ色になります。鮮やかには発色しません。
 
通常色の場合
 
■通常色の場合■
1) 蛍光の混じっていない通常のピンク色で着色された原稿です。
2) 通常の4色で印刷。ほぼ同じ色で仕上がります。
3) マゼンタに蛍光ピンクを混ぜた場合、鮮やかに発色します。
4) マゼンタを蛍光ピンクに差替えた場合KP+Mよりも赤みは無くなりますが、ピンク色が鮮やかに発色します。
 
メタル色の場合
 
■メタル色の場合■
1) メタル系のインク(金)で着色した原稿です。光沢があります。
2) 通常の4色で印刷すると、光沢感は無くなり金→茶、銀→灰などの通常色になり、くすんだ感じになります。
 
ラメを使用した場合
 
■鏡・ラメの場合■
1) 鏡のような素材を切り貼りしたり、ラメの入った画材を使った原稿です。光を反射します。
2) アナログ分解する時点で鏡のような素材は真っ黒に近い状態になります。

■白黒原稿の場合

  • 印刷物をコピーしたもの
  • プリンターで出力したもの
  • 薄スミ・グレーのインクなど濃淡のあるもの
  • カラーの素材
  • 写真素材
  • 鉛筆で書かれたもの
  • 水性ペン(耐水性を含む)
  • 水性マジック
  • 水性インク
  • ボールペン

上記に代表される、通常印刷では再現できないものを印刷したい場合は、「アミカケ」処理が必要です。
発注書のオプション欄にご記入の上、該当ページをご指定ください。

■アミカケ処理オプション:
同人誌用B5原寸原稿用紙サイズ:1ページあたり1,000円
投稿用原稿用紙:1ページあたり1,900円

モノクロ原稿用画材

一般的に、ご利用可能なモノクロ漫画用の画材は以下の通りです。

■白黒原稿の場合

  • つけペン(丸ペン・Gペンなど)
  • 漫画用インク
  • 製図用インク
  • 墨汁(薄スミはNG)
  • 漫画用のペン

丸ペンやミリペンを使われる場合、あまりに細い線ですと印刷がかすれてしまう場合があります。
特に、投稿用原稿用紙からA5への縮小ではかなり線がかすれやすくなりますので、ご注意ください。
ご利用いただけない画材については ご利用不可のアナログ用画材 のページをご確認ください。

多色刷りについて

多色刷りをされる場合、その色数の分原稿が必要となります。
2色刷りの場合は、1色目の原稿と2色目の原稿の2枚が必要です。
また、原稿は全て白黒でお描きください。
アナログの場合はスミ1色、データの場合はグレースケールかモノクロ2階調でお願いします。

2色刷り 例えば、このような2色刷りをするとします。必要なのは、ピンク用の原稿と、ブルー用の原稿になります。
<ピンク用> <ブルー用>
2色刷り 2色刷り

上のような2枚の原稿になります。
この時、ブルー1色になる上のイラストの髪の毛の影などは、ピンクの原稿では白く抜けているのがお分かりいただけますでしょうか。
これを抜かないと、下のような仕上がりになります。

<ピンク用> <印刷時>
2色刷 り 2色刷り

ピンクとブルーが重なった部分が濃い紫になりました。
コムフレックスの特色インクは、金と銀以外は全て透明インクとなりますので、2色刷りした場合も下のインクが透けてしまいます。
これを効果的に使えば、擬似的に3色刷りに見える印刷も可能です。
ご入稿される際は、どの原稿をどの色で印刷するのか分かるようにご指定ください。

■指定方法
アナログの場合:原稿用紙の余白部分にインク色を記入
データの場合:データ指示書のデータ名記入の欄と、出力見本の余白に、インク色を記入
※出力見本は1色分ずつ白黒で印刷したものをお渡しください。
※2色を合わせたイメージの出力見本は、可能でしたらお渡しください。(無くても可)

アナログ分解

アナログ原稿のカラー表紙や、印刷に適さない画材 を使われたモノクロ原稿などは、アナログ分解が必要になります。
アナログ分解のオプションは 締切が1週間早まります。
特に、カラーの表紙は必ずアナログ分解のオプションが必要となりますので、納期やオプション価格をよくご確認ください。

※オプションの価格・説明はコチラ

■アナログ分解の種類
カラー表紙:カラー分解
モノクロ原稿:アナログアミカケ処理

アミカケ処理とは
通常モノクロ印刷では再現できないカラー原稿や、薄墨などのグレーを含む原稿、鉛筆原稿などを印刷される場合は「アミカケ」処理が必要です。
アミカケ処理とは、『グレー(カラー)』の部分を『白黒』の2階調に変換する処理です。
使われる場合は発注書のオプション欄に「アミカケ処理」と記入の上、該当ページをご指定ください。

※オプションの価格・説明はコチラ

≪グレー原稿≫
グレー原稿
≪グレー原稿を印刷≫
グレー原稿を印刷
白・黒・グレーで表現された原稿。「カラーペンのグレーで塗ったもの」「ご家庭用プリンターでグレーを印刷したもの」など。 アナログ原稿を印刷する場合、一度2階調でスキャニングする為、グレーの部分はこのようになります。
≪アミカケ処理後≫
アミカケ処理後
≪アミカケ処理原稿を印刷≫
アミカケ処理原稿を印刷
アミカケ処理をすると、グレーの部分が黒の網点のパターンで表現されます。 印刷しても、白と黒の2階調なので問題無く印刷されます。
※上の図はイメージです。実際のアミカケはもっと細かくなります※

対応フォント

Word(Ver.2000まで)データやAdobe InDesignデータでフォントデータを残されたままご入稿される場合の、対応フォント一覧です。
アウトラインをとっていただければ、対応していないフォントでもご利用可能です。
アウトラインをとらない場合、必ず対応フォントをご確認ください。

Windowsデータのフォントが化ける!?

※モリサワフォントはOCF、CID、New-CID、OTFに対応しています。対応のBiblos外字があるフォントは外字も使用可能です。

モリサワ
  • リュウミンL-KL※
  • リュウミンR-KL
  • リュウミンM-KL
  • リュウミンB-KL
  • リュウミンH-KL
  • リュウミンU-KL
  • 新ゴL※
  • 新ゴR※
  • 新ゴM※
  • 新ゴB※
  • 新ゴU※
  • 中ゴシックBBB※
  • 太ミンA101※
  • 太ゴB101※
  • 見出しミンMA31※
  • 見出しゴMA31※
  • じゅん101※
  • じゅん34
  • じゅん501
  • 新生楷書CBSK1※
MS
  • MS明朝
  • MS P明朝
  • MSゴシック
  • MS Pゴシック
  • 他Windows標準フォント
DF54書体
  • DFP魏碑体W7
  • DFP特太ゴシック体
  • DFP超極太ゴシック体
  • DFP極太ゴシック体
  • DFP行書体
  • DFP平成ゴシックW3
  • DFP平成ゴシックW5
  • DFP平成ゴシックW7
  • DFP平成ゴシックW9
  • DFP平成丸ゴシックW4
  • DFP平成明朝体W3
  • DFP平成明朝体W5
  • DFP平成明朝体W7
  • DFP平成明朝体W9
  • DFP中太楷書体
  • DFP細楷書体
  • DFP中楷書体
  • DFP極太楷書体
  • DFP太楷書体
  • DFP勘亭流
  • DFP康印体W4
  • DFP教科書体W3
  • DFP教科書体W4
  • DFP麗雅宋
  • DFP隷書体
  • DFP中太丸ゴシック体
  • DFP細太丸ゴシック体
  • DFP中丸ゴシック体
  • DFPまるもじ体W3
  • DFPまるもじ体W7
  • DFPまるもじ体W9
  • DFP超極太明朝
  • DFP極太明朝体
  • DFPPOP体
  • DFPPOP1体W12
  • DFPPOP1体W3
  • DFPPOP1体W5
  • DFPPOP1体W9
  • DFPPOP2体W12
  • DFPPOP2体9
  • DFP流隷体W5
  • DFP流隷体W7
  • DFP新宋体
  • DFP新細丸ゴシック体
  • DFP祥南行書体W5
  • DFP綜藝体W5
  • DFP綜藝体W7
  • DFP綜藝体W9
  • DFP痩金体W3
  • DFP相撲体
  • DFP唐風隷書体W5
  • DFP唐風隷書体W7
  • DFP唐風隷書体W9

データ・アナログ原稿混在

コムフレックスでは、データとアナログの混在した原稿もご入稿いただけます。
データとアナログの混在するページの単位指定などはございませんので、1ページから指定可能です。
例えば、データとアナログが1ページずつ交互にある原稿でも受け付けできます。
ただし、アナログ原稿の原稿用紙サイズ(仕上がり線のサイズ)は統一してください。
データの解像度は統一しなくても構いませんが、なるべくバラバラにならないようにお願いします。
推奨解像度 はご確認ください)
混在原稿の場合、特に間違えやすいのがページ順です。
アナログ原稿の裏に記入する通し番号を、出力見本にも記入し、ノンブルと併せてご確認ください。

通し番号に抜けはありませんか?
総ページ数に間違いはありませんか?
通し番号やノンブルがダブっていませんか?

ご入稿前に、台割の記入内容と、実際の原稿に違いが無いか、再度ご確認ください。

確認が必要となる原稿

ご入稿の際は、原稿が弊社で受け付けできる状態になっているか、よくご確認ください。
原稿の状態に不備があると、印刷を進められない場合があります。
原稿不備があった場合や、不明な点があった場合、弊社からお客様へご連絡いたしております。
印刷が進められないほど重度の不備があった場合、ご連絡がつかないと、納期までにお届けできない可能性もあります。
以下に確認が必要となる原稿の一例を挙げますので、ご確認ください。

■表紙原稿

  • 背幅 がとられていないなど、原稿サイズ が間違っている。
  • 背幅 のサイズが間違っている。
  • 表1と表4をバラバラに作られている。
  • 原稿のセンターがずれている。
  • 2色刷り の原稿が、正しく作られていない。
  • 特色(1色・2色)印刷の原稿が、カラーで作られている。

■本文原稿

  • 塗足し が正しくとられていない。
  • 原稿のセンターがずれている。
  • ノンブル が入っていないページがある。
  • 見開きページ が2ページ繋がったサイズになっている。
  • 特色印刷の原稿が、カラーで作られている。

■アナログ原稿

  • 印刷で再現できない画材 や、受付できない原稿用紙 を使われている。
  • 原稿用紙のサイズが間違っている。
  • プリンターで印刷したものを貼りこまれていて、トーンにモアレが出る可能性がある。
  • プリンターで印刷したものを貼りこまれていて、トーンが潰れる可能性がある。
  • プリンターで印刷したものを貼りこまれていて、文字がかすれる可能性がある。
  • その他、プリンターで印刷したものによるトラブル。

■データ原稿

■その他

  • 発注書類が全て揃っていない。
  • 入金の控えがついておらず、確認が出来ない。
  • 入稿日が間違っている。
  • 遊び紙や特殊紙など、色の指定がされていない。

ハイグレードセットの原稿について 【用語の説明 本の各部分の用語について】

ハイグレードセットは、他のセットと異なる部分があります。
表紙やカバーの原稿サイズも違いますので、よくご確認ください。

□用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

■用語の説明
ハイグレードセットの用語

スピン
本の中央上部、背表紙側に接着されている布製のしおりです。
布幅は3種類あります。
≫スピンの色見本はこちら
はなぎれ
本文の背の上下に付く、装飾用の布です。
≫はなぎれの色見本はこちら
見返し
表紙と本文を繋ぎ合わせる為の用紙です。
表紙側は、全面のりで接着されています。
本文側は、同人誌の遊び紙と同じようになっています。
表紙側と本文側は一枚の紙を二つ折りにして繋がっていますので、それぞれを違う色にする事はできません。
見返し用紙は、OKミューズコットン全19色からお選びいただけます。
≫見返しの色見本はこちら
表紙
厚さ約2mmの厚紙に、特色1色で印刷したコート紙を貼りこみます。
背表紙は、丸くカーブになっています。
背表紙と表紙の間には、表紙が開きやすいように凹んだ「みぞ」があります。
≫特色インクの色見本はこちら
カバー&
コート110kgの用紙にフルカラー印刷後、クリアPPかマットPPで加工をいたします。
袖幅は50~70mmの間で任意のサイズとなります。
帯の高さは最大94mmまでの、任意のサイズとなります。
最終的に、カバー・帯が巻かれた状態で納品をいたします。
□用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

ハイグレードセットの原稿について 【カバー・帯原稿の作り方】

ハイグレードセットは、他のセットと異なる部分があります。
表紙やカバーの原稿サイズも違いますので、よくご確認ください。

■用語の説明・・・本の各部分の用語について
□カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

■カバー・帯原稿の作り方
カバー・帯の原稿
ハイグレードセットのカバーと帯は、本文原稿よりも一回り大きいサイズで作ります。
原稿サイズは、『幅:268mm+背幅+袖幅 × 高さ:200mm』となります。
詳しくは、下記をご参照ください。

表紙・裏表紙
幅:128mm × 高さ:194mm(+塗足し上下各3mm)
袖と背表紙があるので、塗足しは上下のみに付きます。
多少、大きさのズレや位置のズレなどの誤差が出る可能性がありますので、表紙と背表紙の境目はキッチリ色分けなどされない事をお勧めいたします。
また、表紙と袖を色分けされる場合は、表紙の色を、袖側に10mm程度はみ出させてください。
幅:50~70mm × 高さ:194mm(+塗足し上下3mm・外側3mm)
表紙は約2mmの厚紙になっており、カバーを巻く段階で誤差が生じやすい為、カバーの表紙と袖の境目をきっちり色分けしてしまうのはあまりお勧めできません。
表紙の色を、袖に10mm程度はみ出させてください。
袖の幅は、50~70mmの任意のサイズに出来ます。
塗足しは、天地と外側に付きます。
背表紙
幅:本文ページ数による × 高さ:194mm(+塗足し上下3mm)
本を立てて並べた時に見える部分ですので、通常はタイトルとサークル名・著者名などを入れます。
背表紙の幅は、同人誌の背幅の出し方と同じです。
≫無線綴じの背幅について
丸角部分
幅:3mm × 高さ:194mm(+塗足し上下3mm)
ハイグレードセットは背表紙が丸くなる為、表紙と背表紙の境目が、無線綴じほどはっきりしていません。
原稿を作られる際、表紙と背表紙の境目で色を分けるのはあまりお勧めいたしません。
丸角部分は基本的に背表紙の延長のような形になりますが、出来る限り、表紙・背表紙・裏表紙は繋がった一枚の絵、もしくは色で作られる事をお勧めいたします。
塗足し
塗足しは全て3mmとなります。
袖・表紙・背表紙(角丸部分も含める)・裏表紙を全て繋げた状態で、上下左右に各3mmずつ付けてください。
塗足しは仕上がり時に切れる部分ですが、インクによる用紙の伸び縮みや断裁のズレがあった場合に断裁部分に白い余白が出ないようにする為のものですので、背景色や絵柄などは塗足しの端まで書くようにしてください。
逆に、文字は塗足しには入れず、仕上がりサイズの内側(なるべく断裁位置からは離す)に入れて下さい。(デザイン上、断ち切れても良い文字は、出力見本にその旨お書き添えください)
■用語の説明・・・本の各部分の用語について
□カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

ハイグレードセットの原稿について 【表紙原稿の作り方】

ハイグレードセットは、他のセットと異なる部分があります。
表紙やカバーの原稿サイズも違いますので、よくご確認ください。

■用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
□表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

■表紙原稿の作り方
表紙の原稿
ハイグレードセットの表紙は、厚さ2mm程度の厚紙に貼り込みをする為、通常よりもかなり大きい塗足しが必要になります。
原稿サイズは、『幅:298mm+背幅 × 高さ:230mm』となります。
詳しくは、下記をご参照ください。

表紙・裏表紙
幅:128mm × 高さ:194mm(+塗足し上下各18mm・外側18mm)
背表紙側以外の3辺に、塗足しを各18mmずつ付けてください。
表紙と背表紙の境目は無線綴じのようにはっきりとは分かれていませんので、表紙と背表紙の境目は色分けなどされない事をお勧めいたします。
背表紙
幅:本文ページ数による × 高さ:194mm(+塗足し上下18mm)
通常はタイトルとサークル名・著者名などを入れます。
背表紙の幅は、同人誌の背幅の出し方と同じです。
≫無線綴じの背幅について
みぞ
幅:3mm × 高さ:194mm(+塗足し上下18mm)
表紙をめくりやすくする為につけられている、凹みです。
みぞは基本的に表紙と背表紙の境目になりますが、誤差が生じやすい為、出来る限り、表紙・背表紙・裏表紙は繋がった一枚の絵、もしくは色で作られる事をお勧めいたします。
塗足し
塗足しは全て18mmとなります。
表紙・背表紙(みぞ部分も含める)・裏表紙を全て繋げた状態で、上下左右に各18mmずつ付けてください。
ハイグレードセットの表紙の塗足しは、芯にする厚紙に表紙を巻き込む為に必要な部分になります。
塗足し部分の多くは、仕上がり時に見える箇所に残りますので、必ず端まで絵柄や色を入れるようにしてください。
逆に、文字は塗足しには入れず、仕上がりサイズの内側(なるべく仕上がり位置からは離す)に入れて下さい。
■用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
□表紙原稿の作り方
■本文原稿の作り方

ハイグレードセットの原稿について 【本文原稿の作り方】

ハイグレードセットは、他のセットと異なる部分があります。
表紙やカバーの原稿サイズも違いますので、よくご確認ください。

■用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
□本文原稿の作り方

■本文原稿の作り方
本文の原稿
ハイグレードセットの本文は、その他のセットと同じような作りになりますが、背表紙側に折り込まれる部分(綴じ代)が大きい為、そちらを配慮して原稿を作るようにしましょう。
原稿サイズは、『幅:134mm × 高さ:194mm』となります。
詳しくは、下記をご参照ください。

本文
幅:128mm × 高さ:188mm(+塗足し上下左右各3mm)
サイズは四六判になります。
B判やA判とは縦横の比率が違う為、以前作られた同人誌の再録などの場合はご注意ください。(そのまま縮小されると、上下の余白が大きくなります)
綴じ代
ハイグレードセットの本文は、背表紙側の接着面から表紙を開く為の「みぞ」までの間に書かれた文字や絵は、ほぼ見えなくなってしまいます。
この幅は一概にサイズが決まっているものではありませんが、背表紙側から約10mm(塗足しを含めると13mm)には、重要な絵や文字を入れないようにしてください。
綴じ代についての説明は、以下のページにもございます。
(※下記は無線綴じの綴じ代についての説明です)
≫見開き原稿について
塗足し
塗足しは全て3mmとなります。
その他のセットと同じように、断ち切りのあるものは、塗足しの端まで書くようにしてください。
逆に、文字は塗足しには入れず、仕上がりサイズの内側(なるべく断裁位置からは離す)に入れて下さい。
(デザイン上、断ち切れても良い文字は、出力見本にその旨お書き添えください)
■用語の説明・・・本の各部分の用語について
■カバー・帯原稿の作り方
■表紙原稿の作り方
□本文原稿の作り方



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